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      和代のゆうゆう日記   
   


  2018年

12月5日(水)
 街にクリスマスツリーが飾られ、近所の家の玄関やフェンスに華やかな電飾が煌めく。
 我が家の玄関ドアにも、赤一色のリースがつけられ、温かみを添えている。
 ミルは出会う人たちに癒やしを与えている。
 小さな幸せが、私を取り巻いている。


 


11月27日(火)
 ボジョレーヌーボーを飲む会が、主催者の母上が亡くなったために中止になった。
 享年95歳。大往生だ。ご冥福をお祈り申し上げます。
 人生100年時代と言われているけれど、周りを見回しても、長寿の人は本当に多い。食生活が豊かになったからだろう。
 長寿を慶ぶいっぽうで、100歳まで生きることに不安を覚える人も多い。経済的にやっていけるだろうかと、友人が漏らしていた。独身の知り合いは、どんな状態で人生の最期を迎えるか、まったく予想がつかないから、考えないことにしていると言った。
 私も長生きに怯える一人だ。


11月26日(月)
 午前中、散歩に連れ出すと、ミルはリードの先でゴムまりのように跳ねる。散歩が嬉しくて仕方がないというように。道路脇をクンクン嗅ぎ回り、右に左に動き回り、電信柱や塀の際にせわしなくオシッコをする。犬の尿で電柱の根元が腐ったというニュースが以前流れていたので、園芸用のスプレーを持ち歩き、オシッコのあとにいちいち水をかける。糞はもちろんビニール袋に入れて、持ち帰る。犬の散歩は忙しい。
 子犬のように跳び跳ねるので、ミルは若く見える。子どもをたくさん産んだ体は、7歳半になっても、ちっとも衰えていない。根が丈夫なのだろう。すれ違う近所の人は、たいてい、子犬ですかと聞く。
 他の犬におおいに興味を示す。犬だけでなく、時々、人間にも強い関心を持つ。おばさん、若い女性、どんな基準でミルが注目するのかはわからない。せわしなく走り回っていたのが、ピタッと立ち止まり、視線をまっすぐ定めて、相手を凝視する。かつて出会った誰かに、その人が似ているのかもしれない。ミルを拾ってくれたボランティアの人とか。男性には今のところ興味がないようだ。



11月24日(土)
 ミルには、穀物の入っていないフードを与えている。犬はそもそも肉食で、穀物を食べない。穀物の消化は、穀物を基本的に食べない肉食動物には、負担になるということらしい。ミルが食べているフードには、肉以外に少量の果物が混ざっている。これは野生の肉食動物が、草食動物を捕食した場合、草食動物の胃の中には草や木の実などの未消化の残留物があり、肉食動物は獲物の肉とともに胃の中身も食べるという考え方に基づいている。ドッグフードを、なるべく動物の自然の状態に近づけて作っているということらしい。
 ほとんどが肉のフードは美味しいらしく、ミルは毎回、ガツガツ食べる。与える分量は、穀物入りの缶詰のフードより少なく、いつももっと欲しそうな顔をしているが、適正な分量を超えるのは良くないので、我慢してもらう。
 ペットの食べ物も、ずいぶん研究が進んだものだと感心する。私が子供の頃、飼い犬には前日の余ったご飯に味噌汁をかけて与えていた。たまに魚の食べ残しなんかも混ぜたかもしれない。それが一般的な飼い方だった。圧倒的な塩分過多の、穀物中心の食事をさせて、犬は今よりずっと短命だったかもしれない。
 ご飯におかかとお醤油をかけたのを、ネコまんまと言うけれど、ネコたちのご飯も昔はそんなものだった。まったく恐ろしいことだ。


11月23日(金)
 ミルはブリーダーに酷使されていたために、歯が抜け、毛も薄くなっていた。うちに来たときは、まばらな毛を透かして、か細い足の筋肉が見えていた。背中の毛も少なく、体のラインがはっきり見え、触ると背骨がゴツゴツと指先に当たった。
 市販の安い缶詰をやめ、値段は張るが、犬の体作りを研究して作られたフードを食べさせた。
 ミルと暮らすようになって一ヶ月以上たち、毛はどんどん多くなった。今では体のラインが透けて見えることはなく、毛むくじゃらで、ようやくプードルらしくなってきた。
 ミルが来る前、状態をペットショップの人に話すと、成犬だから毛が生えるのは難しいと言われた。食べ物によって、犬の毛はどんどん生えるのだと、今さらのように食物の大切さを感じている。


11月22日(木)
 犬の名前を変えた。ボランティアさんがチョコちゃんと名付けてくれていたが、タ、チ、ツ、など音がきつい名より、マ、ホ、ヨ、といった柔らかい音の名前のほうが、犬の性格が優しくなると、ある人から言われた。可愛い名前にしたくて、ミルクという名が浮かび、ミルク…ミルキー…ミルキーウェイ…うん、ミルキーウェイがいい、ということになり、正式名ミルキーウェイ、通称ミル、となったのです。
 ミルは社交的で、出会う犬に興味津津、かまってもらいたくて、しっぽを激しく振りながら寄っていこうとする。人間にもしっぽをパタパタさせながら、甘えかかる。近所の美容室の先生からは、セラピードッグみたいねと言われた。知らない人に撫でられても、おとなしくしている。犬仲間同士のお喋りが延々と続くと、傍らに座り込んで、話が終わるのをじっと待つ。
 誰からも可愛がられている。
 番犬にはならないねと、妹と笑いあった。番犬には小さすぎるし、怪しい人物が家に入ろうとしても、例のごとくしっぽをふりふりさせながら寄っていくからだ。


11月10日(土)
 保護犬が来てから一ヶ月弱。私と妹は犬に夢中だ。
 保護犬はつらい経験をしている子が多いから、慣れるのに日数がかかる場合があると聞いていたが、来たその日から私たちに甘え、何ヶ月も前からここにいるかのように、くつろいでいた。
 親バカのつぶやきにしか聞こえないかもしれないけれど、利発で外交的で、かと言ってワガママではなく、瞳が純粋で、あたかもこの家に天使が舞い降りてきたかのようだ。




 
10月11日(木)
 今度の日曜日に、神戸から犬がやって来る。
 神戸の保護犬ボランティアに引き取られていたトイ・プードルだ。
 ブリーダーの繁殖犬で、7歳になったので、繁殖犬の役目を終え、お払い箱になった。
 子供を産めない年頃になると、ブリーダーは犬を捨ててしまうのかと、はなはだ疑問に思った。
 ボランティアさんがチョコちゃんと名付けたその犬は、これまで一度も散歩をしたことがないそうだ。家庭の温かみを知らない子だと、この度、はるばる神戸から犬を届けに来てくれる人が、ラインに書いていた。
 相当に酷使されたのだろうか、その子は体毛が抜け、歯も全部抜け落ちている。歯がないから舌が口から出ているけれど、それでもいいかと聞かれた。さらに、口の中の上顎に穴が開き、鼻まで貫通している。穴を縫う手術と、避妊手術の費用を負担することが、里親になる条件だった。手術と聞いて、初めは気持ちが引けたが、医者もボランティア値段で施術するので、避妊と合わせて5万数千円で済んだ。
 ボランティアさんとやりとりをしているうちに、ブリーダーへの憤りがふつふつと湧き、気持ちを抑えることができなくなった。